ツインズ・コレアがオプトアウト権を行使して再びFA市場へ 「今が全盛期。正しい判断だと思う」

 今季ツインズに加入して正遊撃手として活躍したカルロス・コレアはオプトアウト(契約破棄)の権利を行使して再びFA市場に出ていくつもりのようだ。「この1年は健康状態も良かったし、僕は今28歳でキャリアの全盛期だ。オプトアウト権を行使するのは正しい判断だと思う」とコレア。ツインズとは3年1億530万ドルの契約を結んでいるが、今季と来季の終了後にオプトアウト権を行使できる条項が含まれており、コレアはこれを行使して大型契約を目指すことになる。

 2015年新人王、オールスター・ゲーム選出2度、2017年ワールドシリーズ制覇、ゴールドグラブ賞1度、プラチナグラブ賞1度といった実績を持つコレアは、今季ツインズで136試合に出場して打率.291、22本塁打、64打点、OPS.834をマーク。データサイト「ベースボール・リファレンス」が算出する総合指標WARは5.4を記録し、首位打者のルイス・アライズを上回ってチームトップの数字だった。ただし、遊撃での守備防御点は昨季の20から3へ後退し、守備面では期待されたほどの貢献はできなかった。

 コレアは「僕はこのチームが大好きだ。この球団組織が大好きなんだ」とツインズへの愛着を口にする一方、「でも、それと同時に、僕は息子や家族の面倒をしっかりと見てあげたい。僕がどういう選手なのか、どういう人間なのか、野球に対してどれほどの情熱や愛情を持っているのか、そういうことをツインズがしっかり見てくれていることを願うよ。しっかりと話し合いをしていきたい」とコメント。より良い契約を得るためにオプトアウト権を行使するという選択は「非常にシンプルなものだ」と話している。

 今オフはトレイ・ターナー(ドジャース)やダンズビー・スワンソン(ブレーブス)がFAとなり、ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)もオプトアウト権を行使してFA市場に出てくる可能性がある。昨季に続いて豊作の遊撃手市場となりそうだ。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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