記者投票による各賞の発表スケジュール サイ・ヤング賞は日本時間11月17日、MVPは18日に発表

 日本時間10月18日、全米野球記者協会(BBWAA)は記者投票によって決まる各賞の受賞者の発表スケジュールを明らかにした。各賞のファイナリスト(=投票結果の上位3名)が日本時間11月8日に発表され、受賞者の発表は新人王が同15日、最優秀監督賞が同16日、サイ・ヤング賞が同17日、MVPが同18日。エンゼルスの大谷翔平はアメリカン・リーグのサイ・ヤング賞とMVPで上位に名を連ねることが予想されており、投票結果に注目が集まる。

 BBWAAの各賞はレギュラーシーズンのパフォーマンスのみが評価の対象であり、レギュラーシーズンが終了した時点で記者投票も締め切られている。そのため、たとえばアーロン・ジャッジ(ヤンキース)がポストシーズンで大活躍しても、全く活躍できなかったとしても、BBWAAの投票結果には全く影響を与えない。

 また、ファイナリストは集計が完了した投票結果の上位3名を発表するものであり、そのファイナリスト3名を対象として再投票が行われるわけではない。あくまでも投票結果の上位3名を順位を伏せて発表するだけである。

 新人王は、ア・リーグはフリオ・ロドリゲス(マリナーズ)の受賞が確実視されており、ナ・リーグはブレーブスのマイケル・ハリス2世とスペンサー・ストライダーの争い。最優秀監督賞は、各リーグで上位の成績を残したチームの監督はもちろん、予想外の躍進を見せたオリオールズのブランドン・ハイド監督、シーズン途中から監督代行に就任してチームをポストシーズン進出に導いたフィリーズのロブ・トムソン監督あたりも候補になってくるだろう。

 サイ・ヤング賞は、ア・リーグはジャスティン・バーランダー(アストロズ)、ナ・リーグはサンディ・アルカンタラ(マーリンズ)が最有力と目されている。ディラン・シース(ホワイトソックス)、大谷、フリオ・ウリアス(ドジャース)らその他の候補者がどれくらい票を集められるか注目だ。

 MVPは、ア・リーグはジャッジと大谷の一騎打ちだが、ジャッジ優勢というのが大方の予想。ナ・リーグはポール・ゴールドシュミットとノーラン・アレナドのカージナルス勢にフレディ・フリーマン(ドジャース)、マニー・マチャド(パドレス)、オースティン・ライリー(ブレーブス)といった各チームの主砲が挑む構図となっている。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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