ボウチーが3年契約でレンジャーズの新監督に就任 通算2003勝&ワールドシリーズ制覇3度の名将

 日本時間10月22日、レンジャーズはブルース・ボウチーが球団史上20人目の監督に就任することを発表した(フルタイムの監督のみをカウント)。契約期間は2023年から2025年までの3年間で、2019年シーズンを最後にジャイアンツの監督を勇退したボウチーにとって4年ぶりの現場復帰となる。ボウチーはこれまでパドレスで12年間(1995~2006年)、ジャイアンツで13年間(2007~19年)指揮を執っており、監督生活26年目にして初めてアメリカン・リーグのチームを率いることになった。

 現在67歳のボウチーは勇退後の3年間、ジャイアンツで特別アドバイザーを務め、ワールド・ベースボール・クラシックの予選ではフランス代表を率いていた。3度以上のワールドシリーズ制覇を成し遂げている10人の監督のうちの1人であり、ジャイアンツ時代の2010年(対レンジャーズ)、2012年(対タイガース)、2014年(対ロイヤルズ)にワールドシリーズ制覇。このほか、パドレス時代の1998年にもワールドシリーズ進出を果たしたが、このときはヤンキースに敗れた。

 レンジャーズのクリス・ヤングGMは「球団全体を代表してブルース・ボウチーを歓迎したい。サンディエゴとサンフランシスコでの25年間、ブルースは球界で最も成功を収め、最も尊敬を集めてきた監督の1人だった。面接のプロセスを進めるなかで、ダグアウトに復帰したいという彼の情熱や興奮は明らかだった。ここアーリントンに勝利の文化を築くために理想的な人物であることはハッキリしている」とボウチーを歓迎。ちなみに、ヤングはボウチーのパドレス最終年である2006年にパドレスに在籍していた。

 レンジャーズの直近3人の監督(ロン・ワシントン、ジェフ・バニスター、クリス・ウッドワード)はいずれも監督初就任の人物だった。ヤングGMはその流れにピリオドを打ち、経験豊富なボウチーにチームを任せることを決めた。そのボウチーは「テキサス・レンジャーズに加わることについて本当に興奮している」とコメント。「勝てるチームを作りたいという彼らのビジョンはとても印象的だった。それに貢献したいと思ったんだ。もし監督に復帰するとしたら今回が正しいシチュエーションだと思った。開幕が待ちきれないよ」と意気込みを語った。

 歴代12位の通算2003勝という実績を誇るボウチー。今回の3年契約を全うすることができれば、史上6人目となる通算2200勝に到達することは間違いないだろう。レオ・ドローチャー(2008勝)、ウォルター・オルストン(2040勝)、スパーキー・アンダーソン(2194勝)らを抜き、歴代5位のジョー・トーレ(2326勝)にどこまで迫れるか注目したい。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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