ヤンキースがオッタビーノの穴埋め オデイと1年245万ドルで合意

補強資金捻出のためにアダム・オッタビーノを宿敵・レッドソックスへ放出したヤンキースが早くもその穴埋めに成功した。地元紙「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマンによると、ヤンキースはブレーブスからフリーエージェントとなった救援右腕ダレン・オデイと1年245万ドルで合意。来季の契約は双方に選択権のあるオプションとなっているようだ。通算防御率2.51を誇るベテラン右腕がヤンキースのブルペンに加わることになった。
シャーマンはオデイの契約の詳細を伝えており、今季の年俸は175万ドル。来季の契約はまずオデイに選択権があり、オデイは年俸140万ドルでの契約更新かバイアウト70万ドルを選択することができる。よって、契約時点でオデイに保証されている総額は175万ドルと70万ドルを合計した245万ドルとなる。ただし、オデイがバイアウトを選択した場合、ヤンキースは年俸315万ドルでの契約更新を選択することもできるという。
現在38歳のオデイは昨季ブレーブスで19試合に登板して4勝0敗、2ホールド、防御率1.10の好成績をマーク。2019年は右前腕痛で長期欠場を強いられたが、見事に復活を遂げた。オリオールズ時代は安定感抜群のセットアッパーとして活躍し、2015年にはオールスター・ゲーム選出。その安定感は通算防御率2.51という数字が証明している。
ヤンキースはオッタビーノの放出によって年俸総額をおよそ800万ドル削減し、1年245万ドルでオデイを獲得したため、補強資金にはもう少しだけ余裕がある。大物選手の獲得は不可能だが、ブルペンのさらなる補強、もしくはブレット・ガードナーとの再契約にその資金が投入されるとみられている。
なお、ヤンキースは日本時間1月28日、DJ・レメイヒューと6年契約(再契約)、コリー・クルーバーと1年契約を結んだことを正式に発表した。オデイとも合意し、次なる一手が注目される。
引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media