時代委員会による殿堂入り投票の候補者8名が発表 ボンズ、クレメンス、シリングら殿堂入りなるか

 日本時間11月8日、アメリカ野球殿堂は今回の時代委員会の殿堂入り投票の対象となる候補者8名を発表した。今回は1980年以降の「現代野球時代」に活躍した選手が対象となり、アルバート・ベル、バリー・ボンズ、ロジャー・クレメンス、ドン・マティングリー、フレッド・マグリフ、デール・マーフィー、ラファエル・パルメイロ、カート・シリングの8名が候補者に。日本時間12月5日、サンディエゴでのウィンター・ミーティングの場で投票が行われ、得票率75%以上で殿堂入りが決まる。

 今回の時代委員会の殿堂入り投票で最大の注目ポイントは、2022年の記者投票で落選し、有資格期間の10年を終えたばかりのボンズ、クレメンス、シリングの動向だろう。史上最多7度のMVPを受賞したボンズ、同じく史上最多7度のサイ・ヤング賞を受賞したクレメンスは、ともにステロイド使用疑惑が問題視され、記者投票による殿堂入りを果たすことができなかった。一方、シリングは2020年と20201年に2年連続で得票率70%以上を記録したものの、過激な政治的言動などが問題視され、2022年は58.6%に後退。こちらも記者投票での殿堂入りを逃した。この3人は時代委員会の殿堂入り投票でどのような評価を受けるのだろうか。なお、この3人と同時に記者投票の有資格期間を終えたサミー・ソーサは候補者8名から漏れた。

 ボンズ、クレメンスと似た状況なのが通算3020安打、569本塁打、1835打点の実績を誇るパルメイロだ。通算成績だけを見れば、文句なしで殿堂入りに値する選手だが、キャリア終盤の2005年に禁止薬物の使用が発覚して出場停止処分。引退後の殿堂入り投票では最高で12.6%(2012年)しか得票できず、4度目の挑戦となった2014年に4.4%に終わり、記者投票での殿堂入り資格を失った。ボンズ、クレメンスの殿堂入りが「是」とされるのであれば、パルメイロにも殿堂入りのチャンスはあるはずだ。

 ベルは1995年に52二塁打&50本塁打を記録するなど、通算381本塁打を放ったスラッガー。マティングリーはヤンキースのキャプテンを務め、ドジャースとマーリンズの監督としても実績を残した。マグリフは両リーグで本塁打王に輝くなど、通算493本塁打を放った強打者。マーフィーは1982~83年に2年連続でMVPを受賞したスター外野手だった。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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