ロッキーズが右腕ホセ・ウレーニャと再契約 1年350万ドル+2024年の球団オプションとの報道

 日本時間11月12日、ロッキーズは自軍からフリーエージェント(FA)となった右腕ホセ・ウレーニャと再契約したことを発表した。関係者によると、契約条件は1年350万ドル+2024年の球団オプション。来季の年俸は300万ドルで、2024年が年俸400万ドルの球団オプションまたはバイアウト50万ドルとなっているため、ウレーニャには最低でも350万ドルが保証されているという。ロッキーズのビル・シュミットGMは今オフの補強ポイントとして先発投手を挙げていたが、まずは先発要員を1人確保することに成功した。

 現在31歳のウレーニャは、今季ブリュワーズで4試合(すべてリリーフ)、ロッキーズで17試合(すべて先発)に登板し、合計97イニングを投げて3勝8敗、防御率5.01、63奪三振を記録。マーリンズ時代の2017年に自己最多の14勝を挙げ、この年から2年連続で規定投球回に到達して防御率3点台をマークした実績の持ち主だが、それ以降は4年連続で防御率5点台と不本意なシーズンが続いている。

 ただし、今季は9月4日(現地時間)のレッズ戦で6回途中8安打7失点(自責点6)でノックアウトされたあと、5試合連続で5イニング以上かつ自責点2以下と好投。この5試合で0勝2敗に終わったものの、防御率2.25をマークし、シーズン終盤の好投がロッキーズとの再契約につながったとみられる。

 ウレーニャは今季ゴロ率49.7%を記録。規定投球回には届いていないものの、これはリーグ5位に相当する数字だった。打球が飛びやすいクアーズ・フィールドを本拠地とするロッキーズは、ヘルマン・マルケス(ゴロ率47.6%)やカイル・フリーランド(同42.0%)など、ゴロ系の投手を先発ローテーションに揃えており、ウレーニャもそのチーム方針に沿った投手の1人である。

 来季のロッキーズの先発陣は、現時点ではフリーランド、マルケス、アントニオ・センザテラ、ウレーニャ、ライアン・フェルトナー、オースティン・ゴンバーという今季同様の顔ぶれ。FAとなったチャド・クールとの再契約も検討されているようだ。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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