エンゼルスがレンフロー獲得 ウルシェラに続くトレード補強で打線のさらなるアップグレードに成功

 日本時間11月23日、エンゼルスはブリュワーズとのトレードでハンター・レンフローを獲得したことを発表した。ペリー・ミナシアンGMは先日行われたGM会議の場で「外野手の補強が最優先課題である」ことを示唆していたが、その通りの動きとなった。レンフローの対価としてブリュワーズへ移籍するのはジャンソン・ジャンク、エルビス・ペゲーロ、アダム・セミナリスの3選手。エンゼルスはすでにジオ・ウルシェラも獲得しており、2件のトレードによって打線のアップグレードに成功した。

 現在30歳のレンフローはメジャー7年目の今季、ブリュワーズで125試合に出場して打率.255、29本塁打、72打点、1盗塁、OPS.807を記録。メジャー通算打率.240、出塁率.300という数字が示すように粗っぽい打者ではあるものの、直近6シーズンのうち短縮シーズンだった2020年を除く5シーズンで26本塁打以上を放つなどパワーがあり、レッドソックスでプレーした2021年には自己最多の96打点を叩き出している。また、メジャー有数の強肩外野手としても知られており、右翼で2021年は16補殺、今季も11補殺を記録した。

 ミナシアンGMは「我々の打線はかなり良くなったと思う」とこれまでの補強に対する手応えを口にしたが、「まだ終わっていない。補強が必要なエリアが残っている」とさらなる補強に動く可能性にも言及。球団売却を控える状況だが、アルテ・モレノ・オーナーからは「普段通りのビジネスを行ってよい」と補強の許可をもらっているという。

 レンフローの加入により、エンゼルスの外野レギュラー3枠はマイク・トラウト、テイラー・ウォード、レンフローで確定。ジョー・アデルとミッキー・モニアックが控えの枠を争うことになるが、唯一の左打者であるモニアックが優勢とみられる。アデルは今オフ中にトレードで放出される可能性もありそうだ。

 なお、レンフローの来季年俸は1120万ドルと予想されており、ウルシェラ、タイラー・アンダーソンを加えたエンゼルスの来季の推定年俸総額はすでに1億9000万ドルを超えている。ポストシーズン進出を狙うためには投手陣のさらなる補強が必要だが、有力投手を獲得できるかどうかは球団売却を控えるモレノ・オーナーがどれくらいの補強資金をミナシアンGMに与えるか次第だろう。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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