エンゼルスの先発ローテ6番手 MLB公式サイトの番記者が現時点での候補6人をリストアップ

 エンゼルスは今オフの補強として、ドジャースからフリーエージェント(FA)となった先発左腕タイラー・アンダーソンと3年3900万ドルで契約した。先発ローテーションは、大谷翔平、アンダーソンのほか、パトリック・サンドバル、ホセ・スアレス、リード・デトマーズで6枠中5枠がすでに埋まっており、残りは1枠。さらなる補強、もしくはFAとなったマイケル・ロレンゼンとの再契約の可能性も残されているが、メジャーリーグ公式サイトでエンゼルスを担当するレット・ボリンガー記者は、現有戦力から6人の候補をリストアップしている。

 ボリンガー記者がリストアップしたのは、チェイス・シルセス、グリフィン・キャニング、クリス・ロドリゲス、ハイメ・バリア、タッカー・デービッドソン、デービス・ダニエルの6人だ。

 22歳のシルセスは2021年ドラフト11巡目指名で入団。2021年ドラフト組としてはメジャー昇格一番乗りとなった。マイナーAA級で好成績を残し、今年5月にメジャーデビューしたが、6回1安打無失点の快投で勝利投手となったデビュー戦以降は、一度も5イニングを投げ切ることができなかった。ボリンガー記者は「ブルペン転向の可能性もあるが、来春は先発ローテの座を競争することになるだろう」と記している。

 26歳のキャニングは背中の故障により今季を全休。すでに投球プログラムを再開しており、スプリング・トレーニングには間に合う見込みだ。2019~21年に合計43試合(うち41先発)に登板して12勝を挙げ、短縮シーズンの2020年にはゴールドグラブ賞を受賞。健康面に問題がなければ、先発6番手の最有力候補と言えるだろう。

 24歳のロドリゲスはキャニング同様に今季を全休。右肩の故障に悩まされ、最終的には手術を受けることになった。スプリング・トレーニングには間に合う見込みであり、2021年に15試合(うち2先発)で防御率3.64をマークした投球がよみがえれば先発6番手の有力候補の1人。故障明けということを考えると、まずはブルペンで起用される可能性もありそうだ。

 26歳のバリアは今季ロングリリーフを中心に35試合(うち1先発)に登板して防御率2.61をマーク。メジャーデビューした2018年には26先発で10勝を挙げた実績もある。ほかに長いイニングを投げられる救援投手がいないため、エンゼルスはバリアをロングリリーフに留めておきたいと考えているようだが、ボリンガー記者は「先発ローテの座を競争するチャンスが与えられるだろう」と記している。

 26歳のデービッドソンは8月にライセル・イグレシアスとのトレードでブレーブスから加入。ボリンガー記者が挙げた6人の候補のなかでは唯一の左腕である。エンゼルス加入後は8先発で防御率6.87と結果を残せなかったが、スライダーとチェンジアップの改良に取り組んでおり、まだ伸びしろがあるとみられている。

 25歳のダニエルは6月にメジャー昇格を果たしたものの、残念ながら登板機会がなく、わずか3日後にマイナー降格。今季マイナーAAA級では21先発で6勝7敗、防御率4.49を記録した。ボリンガー記者は「来季はAAA級で先発ローテの一角を担い、シーズンのどこかでメジャーデビューする可能性が高い」と予想している。

 大谷のFA前ラストイヤーにポストシーズン進出&ワールドシリーズ制覇を目指すのであれば、計算できる先発投手をもう1人加えたいところだが、ボリンガー記者がリストアップしたように、チーム内に先発6番手の候補が多数いることも事実。ペリー・ミナシアンGMは今後どのような動きを見せるのだろうか。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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