元三冠王のミゲル・カブレラが来季限りでの現役引退を表明 「野球にお別れを言うときが来た」

 通算3088安打、507本塁打、1847打点などの輝かしい実績を誇り、2012年にはアメリカン・リーグの三冠王に輝いたミゲル・カブレラ(タイガース)が2023年シーズン限りでの現役引退を表明した。「僕のラストイヤーになると思う。野球にお別れを言うときが来たんだ」とカブレラ。現在タイガースと結んでいる8年2億4000万ドルの大型契約が来季で満了し、2024年以降のオプションが行使される可能性は限りなく低いため、カブレラは契約満了のタイミングで引退することを決めたようだ。

 現在39歳のカブレラは、マーリンズで5年、タイガースで15年、メジャーで合計20年プレーして通算2699試合に出場し、3088安打、打率.308、607二塁打、507本塁打、1847打点、OPS.908を記録。3000安打、600二塁打、500本塁打の3つをクリアしている選手はメジャー史上わずか3人だけであり、来季97安打以上を放つと、通算安打ランキングでイチロー(3089安打)、アレックス・ロドリゲス(3115安打)、トニー・グウィン(3141安打)、エイドリアン・ベルトレイ(3166安打)、カル・リプケンJr.(3184安打)らを抜いて歴代16位に浮上する。

 近年は相次ぐ故障の影響もあって苦しいシーズンが続き、8年2億4000万ドルの大型契約に見合う活躍ができたのは、打率.316、38本塁打、108打点、OPS.956をマークした2016年が最後。それ以降、打率3割どころか、20本塁打や80打点をクリアしたシーズンすら1度もない。今季は新設された特別推薦枠で6年ぶり12度目のオールスター・ゲーム選出を果たしたものの、112試合で打率.254、5本塁打、43打点、OPS.622という自己最悪の成績に終わり、スコット・ハリス編成本部長は来季カブレラをレギュラーとして起用しないことを示唆している。

 2012~13年のMVP連続受賞をはじめ、首位打者4回、本塁打王2回、打点王2回、シルバースラッガー賞7回など輝かしいキャリアを過ごし、デビューイヤーの2003年にはマーリンズの一員としてワールドシリーズ制覇も経験しているカブレラ。実現するかどうかはわからないが、来春のワールド・ベースボール・クラシックに出場することを希望している。ついに迎える現役ラストイヤー。今季のアルバート・プホルスのような「最後の輝き」をカブレラも見せることができるだろうか。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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