時代委員会の殿堂入り投票 通算493本塁打のマグリフが満票で殿堂入り ボンズ、クレメンスらは落選

 日本時間12月5日、時代委員会によるアメリカ野球殿堂入り投票の結果発表が行われ、フレッド・マグリフが満票を獲得して殿堂入りを果たした。今回は1980年以降の「現代」に活躍した人物が対象で、アルバート・ベル、バリー・ボンズ、ロジャー・クレメンス、ドン・マティングリー、マグリフ、デール・マーフィー、ラファエル・パルメイロ、カート・シリングの8人が候補となっていた。投票は殿堂入り選手などで構成される16人の選考委員会が担当し、得票率75%以上(12票以上)で殿堂入りが決まる。

 現在59歳のマグリフは、ブルージェイズ、パドレス、ブレーブス、デビルレイズ(現レイズ)、カブス、ドジャースの6球団で合計19年プレーし、通算2460試合に出場して2490安打、打率.284、493本塁打、1550打点、72盗塁、OPS.886を記録。オールスター・ゲーム選出5度(1994年MVP)、シルバースラッガー賞3度の実績を誇り、ブレーブス時代の1995年にはワールドシリーズ制覇も経験した。シーズン30本塁打を10度マークし、異なる5球団でシーズン30本塁打というメジャー史上初の快挙も達成。1989年にブルージェイズ、1992年にパドレスで本塁打王のタイトルを獲得し、両リーグ本塁打王も達成している。

 次点は8票を獲得して得票率50%だったマティングリー。これにシリングが7票、マーフィーが6票で続いた。ベル、ボンズ、クレメンス、パルメイロはいずれも4票未満という厳しい結果に。特にボンズ、クレメンス、パルメイロの「ステロイド疑惑組」に関しては、全米野球記者協会(BBWAA)に続いて時代委員会も殿堂入りに「NO」を突き付けた形となる。

 なお、殿堂入り投票はBBWAAによるものと、時代委員会によるものの2種類がある。BBWAAの記者投票で殿堂入りを逃した人物などが時代委員会による殿堂入り候補となる。以前は「ベテランズ委員会」と呼ばれていたが、2010年の制度変更によって、活躍した時代ごとに投票を行うシステムに変更。最初は3つ、次は4つの時代に区分されていたが、今年再び時代区分が変更され、1980年より前の「古典時代」と1980年以降の「現代」の2つに区分された。次回は「現代」の監督・エグゼクティブ・審判が投票対象となる予定だ。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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