ドジャースがカーショウとの再契約を正式発表 契約ボーナス500万ドル+年俸1500万ドルの1年契約

 日本時間12月6日、ドジャースは自軍からフリーエージェント(FA)となっていた先発左腕クレイトン・カーショウと1年2000万ドルで再契約したことを正式に発表した。2000万ドルには契約ボーナスの500万ドルが含まれており、2023年シーズンの年俸は1500万ドルとなる。サイ・ヤング賞3度、通算197勝、防御率2.48、2807奪三振などの実績を誇り、将来的なアメリカ野球殿堂入りを確実視されている名左腕は、メジャー16年目となる来季もドジャー・ブルーのユニフォームに身を包んでプレーすることになった。

 現在34歳のカーショウは、今季22試合に先発して126回1/3を投げ、12勝3敗、防御率2.28、137奪三振をマーク。地元開催のオールスター・ゲームでは先発投手を務めた。3年連続で規定投球回到達を逃し、直近7シーズンで2度しか規定投球回をクリアしていないなど、シーズンを通した活躍を期待するのは難しくなっているが、健康であればエース級の働きを十分に期待できる。来季は通算200勝のマイルストーン到達が確実であり、遅くともあと2シーズンで通算3000奪三振にも届くだろう。

 カーショウと再契約したことにより、ドジャースの先発ローテーションはフリオ・ウリアス、カーショウ、ダスティン・メイ、トニー・ゴンソリンで4枠が確定。ウォーカー・ビューラーをトミー・ジョン手術で欠き、今季15勝を挙げたタイラー・アンダーソンがFAとなってエンゼルスに流出したため、残り1枠は補強が必要だ。獲得を狙っていたジャスティン・バーランダーはメッツとの契約合意が報じられており、ターゲットを変更して補強を目指すことになる。

 なお、チーム内にはライアン・ペピオ、マイケル・グローブ、ギャビン・ストーン、ボビー・ミラーといった若手投手も控えているが、彼らはマイナーでプレーしながら故障者の発生に備えてスタンバイすることになるだろう。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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