ブルージェイズの先発5番手は? 現時点での最有力候補は移籍2年目の菊池雄星 柳は7月に復帰か

 ブルージェイズは今オフ、メッツからフリーエージェント(FA)となったクリス・バシットを獲得し、アレック・マノア、ケビン・ゴーズマン、ホセ・ベリオスと合わせて強力な先発四本柱が完成した。しかし、先発5番手がまだ固まっておらず、現時点では移籍1年目の昨季に防御率5.19と大きく期待を裏切った菊池雄星が最有力候補となっている。トミー・ジョン手術から戻ってくる予定の柳賢振(リュ・ヒョンジン)や有望株リッキー・ティードマンも控えているが、補強に動く可能性もありそうだ。

 昨季のブルージェイズはベリオス、ゴーズマン、柳、マノア、菊池という開幕ローテーションでスタート。ところが、柳がヒジの故障で6試合しか投げられず、ベリオスと菊池も安定感を欠き、計算できる先発投手がゴーズマンとマノアの2人だけという苦しい状況に陥った。柳の代役としてローテ入りしたロス・ストリップリングが10勝4敗1セーブ、防御率3.01の好成績を残して救世主となったものの、夏場にトレードで補強したミッチ・ホワイトは0勝5敗、防御率7.74と期待を裏切り、菊池はブルペンに配置転換。結局、先発5番手の穴を埋められず、オープナー戦法で乗り切った試合も多かった。

 今オフはジャイアンツへ流出したストリップリングに代わる先発投手としてバシットを獲得したが、昨年6月にトミー・ジョン手術を受けた柳は7月の復帰を目指しており、開幕時の戦力としては計算できない。球団1位の有望株であるティードマンはまだ20歳で、AA級での登板経験は4試合、AAA級での登板経験はなく、今季中にメジャーデビューしてくれれば御の字といったところ。菊池とホワイトが先発5番手を争うという昨季と大差ない状況になっており、メジャーリーグ公式サイトでブルージェイズを担当するキーガン・マシソン記者は「昨季はストリップリングがチームを救ったが、それは毎年起こるようなことではない」と先発陣の層の薄さを不安視する。

 よって、さらなる補強に動く可能性もあるが、FA市場に有力な先発投手はほとんど残っていない。7月に柳が戻ってくることを考えれば、最初の3ヶ月を菊池、ホワイト、元有望株のネイト・ピアソンらで乗り切ることも十分に考えられる。3年3600万ドルの契約を結んでいる菊池にとっては、「不動の先発5番手」の座を手に入れるチャンスであり、特に柳が復帰してくるまでの3ヶ月は重要な期間となる。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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