殿堂入り投票の結果発表まで2週間 現時点の得票率トップはローレン80.6% 2位ヘルトンは79.1%

 2023年度のアメリカ野球殿堂入り投票の結果発表は、日本時間1月25日(現地時間1月24日)に行われる。結果発表まであと2週間ほどとなったが、ライアン・シボドー氏が運営する「ホール・オブ・フェイム・トラッカー」によると、現時点で明らかになっている120人分の投票を集計すると、スコット・ローレン(得票率80.6%)とトッド・ヘルトン(同79.1%)の2人が当選ラインの得票率75%を超えている。このまま2人が当選し、時代委員会で選ばれたフレッド・マグリフとともに、新たな殿堂入り選手となるのだろうか。

 今年の殿堂入り候補者は、前年からの生き残り組(得票率5%以上)14人と新たに有資格者となった14人を合計した28人。ローレンとヘルトンは、前年からの生き残り組のなかでトップ2の得票率(ローレン63.2%、ヘルトン52.0%)を記録していた候補者であり、デービッド・オルティス(殿堂入り)、バリー・ボンズ、ロジャー・クレメンス、カート・シリング、サミー・ソーサ(いずれも有資格期間10年が終了)の大物5人の名前が投票用紙から消えたなかで、着実に得票率を伸ばしている印象だ。十分に殿堂入りのチャンスはあるだろう。

 大物5人が消えたことにより、他の候補者も得票率を伸ばしており、ビリー・ワグナー(71.3%)、アンドリュー・ジョーンズ(69.8%)、ゲーリー・シェフィールド(68.2%)も当選ラインの得票率75%に迫っている。一方、新たに有資格者となった14人のなかで一番の大物と言われるカルロス・ベルトランは、アストロズ時代の2017年の不正なサイン盗みに関与したことが影響しているのか、現時点での得票率は56.6%にとどまっている。

 今年の殿堂入り候補者のなかで唯一、有資格最終年の10年目を迎えているジェフ・ケントは現時点で得票率49.6%と苦戦中。ステロイド問題がつきまとうアレックス・ロドリゲスとマニー・ラミレスは、それぞれ得票率45.7%、43.4%と支持が広がっていない。ボンズやクレメンスが殿堂入りできなかったことを考えると、この2人の殿堂入りも極めて難しいと思われる。

 また、新たに有資格者となった14人のうち、12人は得票率0%と厳しい現実を突きつけられている。ベルトラン以外に得票しているのは、フランシスコ・ロドリゲス(得票率8.5%)だけ。まずは得票率5%の生き残りラインを超え、次回以降に望みをつなぐことが目標となるだろう。

 なお、現時点で判明しているのは120人分(匿名9人を含む)の投票内容だけであり、これは全体の3分の1程度に過ぎない(投票自体はすでに締め切られている)。ローレンとヘルトンがこのまま当選ライン以上の得票率をキープできるのか、ワグナーやジョーンズがさらに得票率を伸ばして当選ラインを超えるのか、今後の動きが注目される。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

目次
閉じる