アスレチックスが藤浪と1年契約で合意 米記者が伝える 先発ローテーションの一角として期待

 日本時間1月12日、「ESPN」のジェフ・パッサン記者が伝えたところによると、日本プロ野球の阪神タイガースからポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指していた藤浪晋太郎は、アスレチックスと1年契約を結ぶことで合意に至ったようだ。メジャーリーグ公式サイトでアスレチックスを担当するマーティン・ガイエゴス記者は「速い球を投げるこの右腕には複数のチームが興味を示していた。アスレチックスは彼を先発ローテーションに加える見込みだが、それが決め手となったのかもしれない」と伝えている。

 現在28歳の藤浪は阪神で10年間プレーし、通算189試合に登板して994回1/3を投げ、57勝54敗、11ホールド、防御率3.41、1011奪三振を記録。大阪桐蔭高校から2012年のドラフトで1位指名を受け、プロ1年目から3年連続で2ケタ勝利をマークしたが、その後は制球難に陥り、最初の3年で35勝を挙げたのに対し、直近7年では22勝にとどまっていた。しかし、身長197センチ、体重98キロという立派な体格から投げ込む100マイルの速球や威力のあるスプリッターとスライダーはメジャーのスカウトの目にも魅力的に映ったようだ。

 現在のアスレチックスは大規模なチーム再建を進めている最中であり、昨季は60勝102敗でアメリカン・リーグ西部地区の最下位、メジャー全体でもワースト2位の勝率に沈んだ。2ケタ勝利を記録した投手は1人もおらず、規定投球回をクリアしたのも左腕コール・アービン(9勝13敗、防御率3.98)だけという状況。ポール・ブラックバーン、ケン・ウォルディチャック、JP・シアーズ、ジェームス・カプリーリアン、エイドリアン・マルティネス、アダム・オラー、トレードで補強したカイル・ミュラー、FAで補強したドリュー・ルチンスキーらが先発ローテーションの枠を争う予定だが、そこに藤浪も加わることになる。

 なお、「Roster Resource」による現時点の予想ではアービン、ブラックバーン、カプリーリアン、ルチンスキー、藤浪の5人が開幕ローテーション入り。オラーがロングリリーフを担い、ウォルディチャック、ミュラー、シアーズ、マルティネスはマイナーAAA級でスタートするとの予想になっている。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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