昨季のア・リーグ首位打者アライズがマーリンズとの年俸調停に勝利 今季年俸は610万ドルに決定

日本時間2月3日、マーリンズのルイス・アライズの年俸調停が行われ、選手側が勝利したことをメジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が伝えた。トレードでツインズからマーリンズへ移籍したアライズは、今季の年俸として610万ドルを希望。一方、ツインズは500万ドルを提示し、マーリンズ移籍後も球団側の提示額は変わっていなかった。年俸調停の結果、選手側の希望が認められ、今季の年俸は610万ドルに決定。なお、アライズは年俸調停1年目であり、マーリンズは今季を含めてあと3年保有できる。
現在25歳のアライズは、メジャー最初の3シーズンで245試合に出場して打率.313、966打席でわずか88三振と巧みなバットコントロールに定評があったが、昨季は初めて規定打席に到達。144試合に出場して打率.316、8本塁打、49打点、OPS.795をマークしてオールスター・ゲームに初選出されただけでなく、首位打者のタイトルを獲得し、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)の三冠王を阻止した。優れた打撃アプローチも健在で、昨季は三振数(43)を上回る四球数(50)を記録している。
首位打者に輝いたばかりのアライズだが、今年1月にパブロ・ロペス+若手2選手とのトレードでツインズからマーリンズへ移籍。首位打者のタイトルを獲得した選手がその年のオフにトレードされるのは1978年オフのロッド・カルー以来であり、このときも放出したのはツインズだった(カルーはツインズからエンゼルスへ移籍)。昨季は一塁を守る機会が多かったアライズだが、マーリンズはアライズを正二塁手として起用する方針。これに伴い、昨季オールスター・ゲームに選出されたジャズ・チザムJr.が二塁から中堅へコンバートされることが決まっている。
マーリンズはすでにギャレット・クーパー、ジェイコブ・ストーリングス、ジョーイ・ウェンドル、JT・シャグワ、タナー・スコットとの年俸調停を回避。アライズとの年俸調停も終了し、残りはヘスス・ルザードとジョン・バーティの2選手となっている。
引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media