ベネズエラ代表に朗報 ブレーブスがアクーニャJr.のWBC出場を許可 アトランタ地元紙が報じる

 日本時間2月9日、地元紙「アトランタ・ジャーナル・コンスティテューション」のジャスティン・トスカーノ記者が伝えたところによると、ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)はベネズエラ代表の一員としてワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場することが決まったようだ。報道によると、アクーニャJr.は同8日が提出期限だった最終ロースターに名を連ねており、当初はアクーニャJr.のWBC出場に難色を示していたブレーブスも最終的にはゴーサインを出したという。ベネズエラ代表にとってはこのうえない朗報だ。

 現在25歳のアクーニャJr.は、前回大会が行われた2017年3月の時点ではまだ19歳のマイナーリーガーだったため、今回がWBC初出場となる。2021年7月に右膝前十靭帯断裂の重傷を負い、昨季は開幕からの約1ヶ月を欠場。119試合の出場で規定打席に届かず、打率.266、15本塁打、50打点、29盗塁、OPS.764というやや物足りない成績に終わった。

 今季がアクーニャJr.にとって故障後初めてのフルシーズンとなるため、ブレーブスはアクーニャJr.のWBC出場に難色を示していることが報じられていたが、最終的にはゴーサインを出すことに。報道によると、ブレーブスはアクーニャJr.がベネズエラ代表に合流するまでの数週間はアクーニャJr.のコンディションを注視し、ベネズエラ代表に合流後もしっかりコミュニケーションを取りながらアクーニャJr.のコンディションをチェックしていく方針だという。

 ベネズエラ代表は2009年の第2回大会でベスト4に進出したものの、2013年の第3回大会は1次ラウンドで敗退し、前回大会は2次ラウンド全敗で敗退。今大会はウィルソン・コントレラス(カージナルス)が移籍1年目ということで出場を辞退したものの、アクーニャJr.のほか、ホセ・アルトゥーベ(アストロズ)、アンドレス・ヒメネス(ガーディアンズ)、パブロ・ロペス(ツインズ)、ルイス・アライズ(マーリンズ)、ミゲル・カブレラ(タイガース)、サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)ら強力メンバーを揃え、初優勝を狙っている。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

目次
閉じる