外野手同士のトレード成立 ガーディアンズ・ベンソンがレッズへ移籍 昨季デビューした元ドラ1

 日本時間2月9日、ガーディアンズとレッズのあいだでトレードが成立した。ガーディアンズは外野手が余っていたため、昨季メジャーデビューしたばかりのウィル・ベンソンをレッズへ放出。その対価として、2022年ドラフト2巡目指名でレッズに入団したジャスティン・ボイドを手に入れた。また、後日指名選手1名がレッズからガーディアンズへ移籍する予定となっている。なお、40人ロースター内の選手はベンソンのみで、レッズはベンソン獲得に伴い、ロースターの枠を空けるためにアレホ・ロペスをDFAとした。

 現在24歳のベンソンは2016年ドラフト1巡目(全体14位)指名でガーディアンズ(当時はインディアンス)に入団。プロ入り後は打撃面で苦戦し、メジャー昇格まで時間がかかったものの、昨季はマイナーAAA級で89試合に出場して打率.278、17本塁打、45打点、16盗塁、出塁率.426、OPS.948と大きく成長を遂げ、8月にメジャーデビューを果たした。メジャーでは28試合に出場し、打率.182、0本塁打、3打点、OPS.450を記録。ガーディアンズは左翼スティーブン・クワン、中堅マイルズ・ストロー、右翼オスカー・ゴンザレスで外野のレギュラーが固まり、控えには25歳のウィル・ブレナンや同じく25歳のリッチー・パラシオスがおり、有望株ジョージ・バレラも控えているため、ベンソンに出場機会を与えるのが難しい状況だった。

 ガーディアンズが獲得したボイドは21歳の外野手。「MLBパイプライン」が公開している球団別プロスペクト・ランキングではレッズの16位にランクインしていた。プロ1年目の昨季はマイナー2階級合計で22試合に出場し、打率.203、0本塁打、4打点、6盗塁、OPS.547を記録している。

 レッズからDFAとなったロペスは26歳の内野手。メジャー2年目の昨季は自己最多の59試合に出場し、打率.262、1本塁打、10打点、3盗塁、OPS.645を記録したが、「ベースボール・リファレンス」が算出する総合指標WARは-0.4と貢献度は高くなかった。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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