ドジャースが弱点の外野手を補強 好打のベテラン・ペラルタ獲得へ 1年650万ドル+出来高で合意

 日本時間2月11日、メジャーリーグ公式サイトが関係者から得た情報によると、ドジャースはレイズからフリーエージェント(FA)となっていた35歳のベテラン外野手デービッド・ペラルタと1年650万ドル+出来高(最大200万ドル)の契約を結ぶことで合意に至ったようだ。ドジャースは今オフ、コディ・ベリンジャーを放出し、外野のレギュラーが右翼ムーキー・ベッツしか決まっていないという状況に。外野手の層の薄さがチームの弱点となっていたが、長年ナ・リーグ西部地区でプレーしていた好打のベテランを加えることに成功した。

 ペラルタは2014年にダイヤモンドバックスでメジャーデビューし、2018年にシルバースラッガー賞、2019年にゴールドグラブ賞を受賞するなど正左翼手として安定した活躍を見せてきた。メジャー2年目の2015年には打率.312、17本塁打、78打点、OPS.893をマーク。2018年にも打率.293、30本塁打、87打点、OPS.868の好成績を残している。また、2015年(10本)と2021年(8本)にはリーグトップの三塁打数を記録した。

 メジャーデビュー以来ダイヤモンドバックス一筋でプレーしてきたペラルタだが、昨季はシーズン途中にレイズへ移籍。レイズでは47試合で0本塁打に終わるなど持ち味の好打を発揮できず、シーズントータルでは2球団合計で134試合に出場して打率.251、12本塁打、59打点、OPS.731とやや物足りない成績に終わった。左翼の守備もゴールドグラブ賞を受賞した2019年には守備防御点+7を記録していたが、昨季は自己最悪の-5と衰えが目立つようになっている。

 新天地ドジャースでは主に対右腕用の左翼手として起用される見込み。ペラルタ、クリス・テイラー、トレイス・トンプソンの3人で左翼と中堅の2ポジションをカバーし、ジェームス・アウトマンはマイナーで開幕を迎えることになりそうだ。なお、ペラルタはベネズエラ代表の一員としてワールド・ベースボール・クラシックに出場予定となっている。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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