今オフの「勝者」となった10チーム MLB公式サイトが選出

 メジャーリーグはまもなくオフシーズンを終え、スプリング・トレーニングに突入しようとしている。メジャーリーグ公式サイトのアンソニー・カストロビンスは、今オフの各チームの戦力補強を振り返り、「勝者」となった10チームを選出。1位はブレイク・スネルやダルビッシュ有を獲得したパドレス、2位はフランシスコ・リンドーアらを獲得したメッツ、3位はジョージ・スプリンガーらを獲得したブルージェイズが選出された。

 パドレスはスネル、ダルビッシュ、ジョー・マスグローブと他球団のエースをかき集め、先発ローテーションを大幅にグレードアップ。また、野手の層を厚くするためにキム・ハソンを獲得し、ジュリクソン・プロファーと再契約していることも忘れてはいけない。これらの補強をマッケンジー・ゴアらトップ・プロスペクトを放出することなく実現しており、「球界で最も楽しいチームになった」との評価を受けている。

 オフシーズン当初から大型補強が予想されていたメッツとブルージェイズ。前者はトレードでリンドーアとカルロス・カラスコ、フリーエージェントでトレバー・メイ、ジェームス・マッキャン、ジョナサン・ビヤーなどを獲得して戦力を強化。後者はスプリンガー、マーカス・セミエン、カービー・イエーツといった有力フリーエージェント選手を次々に獲得し、レイズとヤンキースの「2強」に対抗する態勢を整えた。

 4位にはホワイトソックスがランクイン。監督に名将トニー・ラルーサを迎えたように、ワールドシリーズ制覇を目指す姿勢を明確にしており、先発ローテーションにランス・リン、ブルペンにリアム・ヘンドリックス、空席となっていた正右翼手にはアダム・イートンを迎えて戦力アップに成功した。

 5位はカージナルス。1月下旬まで目立った動きがなかったものの、今オフの最優先課題だったアダム・ウェインライトとヤディアー・モリーナの両ベテランとの再契約に成功しただけでなく、ロッキーズとの大型トレードでノーラン・アレナードを獲得し、文句なしのオフシーズンを過ごした。

 6位はトレバー・バウアーを獲得したドジャース、7位はDJ・レメイヒューとの再契約に成功したヤンキース、8位はジョシュ・ベル、カイル・シュワーバー、ブラッド・ハンドらを加えたナショナルズ、9位はマーセル・オズーナとの再契約に成功したブレーブス、10位はJ・T・リアルミュートとディディ・グレゴリアスを引き留めたフィリーズがランクイン。なお、ネルソン・クルーズと再契約し、アンドレルトン・シモンズ、アレックス・コロメイ、J・A・ハップらを獲得したツインズは惜しくも次点にとどまった。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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