新星・アロザレーナの交換要員「競争する相手は自分自身」

 昨年のポストシーズンではレイズの新星ランディ・アロサレーナが大活躍。アロザレーナをトレードで放出したカージナルスのジョン・モゼリアック編成本部長は「私の責任だ。選手の評価方法を再検討し、2度と起こらないようにしたい」と自身の非を認めた。しかし、このトレードが失敗だったと判断するにはまだ早い。カージナルスがトレードの目玉として獲得した有望株左腕マシュー・リベラトーリはまだメジャーのマウンドにすら立っていないからだ。

 リベラトーリは昨年のポストシーズンでレイズが戦う姿をテレビで見ていたという。ただし、それはあくまでも「レイズ時代の同僚がプレーする様子を見たかった」からであり、アロザレーナが大活躍する姿を見て「この選手は自分とトレードされた男だ」とか「この選手のように活躍することを期待されてしまう」といったことは全く考えなかったという。「結局のところ、自分の競争相手は自分自身だからね」とリベラトーリは至って冷静だ。

 カージナルスは投手陣の層が厚く、現在21歳のリベラトーリが開幕ロースターに名を連ねる可能性は限りなくゼロに近い。しかし、昨季のマイナーキャンプで見せた成長ぶりはチーム内でも高く評価されており、球団関係者のなかには「リベラトーリとザック・トンプソンの2人が今季中にメジャーデビューしても決して驚かない」と語る者もいるほどだ。

 リベラトーリは昨季のマイナーキャンプを振り返り、「僕たちが去年得た経験や教訓は、僕たちが成長していくうえで不可欠であり、大いに役に立つと思う。打者と対戦したあとにスイングした意図や見逃した意図を尋ねることもできたし、それはとても有益だった」と語る。

 今季はAA級での開幕が有力視されるが、早ければ今季中、遅くとも来季中のメジャーデビューが予想されている。アロザレーナを放出したトレードの成否を語るのは、リベラトーリがメジャーのマウンドに立ってからでも遅くはないはずだ。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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