マリナーズが「5-2-3-2」の三重殺でピンチ脱出!

 日本時間3月6日に行われたマリナーズ対ホワイトソックスのオープン戦で今季初のトリプルプレーが完成された。2対2の同点で迎えた5回裏、マリナーズは無死満塁の大ピンチを迎えたものの、ホワイトソックスの主砲ホゼ・アブレイユをサードゴロに打ち取り、「5-2-3-2」のトリプルプレーで一気にピンチを脱出。7イニング制で行われた試合はそのまま2対2の引き分けで終了した。

 5回裏からマウンドに上がったマリナーズ4番手のドミンゴ・タピアは先頭のセビー・ザバーラにヒットを許すと、続くティム・アンダーソンは三塁ドノバン・ウォルトンの野選で出塁を許し、無死1・2塁のピンチ。ここでルイス・ロバートに四球を与え、無死満塁で昨季のMVPかつ打点王、アブレイユを迎えることになった。

 アブレイユの打球は三塁ウォルトンへのゴロとなり、本塁封殺で1アウト。捕手のブライアン・オキーフが一塁へ転送して2アウト。さらに、二塁走者のアンダーソンが三塁を蹴ってホームを狙い、一塁のジャンツェン・ウィットから捕手オキーフにボールが渡ってタッチアウトで3アウト。トリプルプレーが完成し、マリナーズは絶体絶命のピンチを無失点で切り抜けた。

 メジャーリーグ公式サイトによると、「5-2-3-2」のトリプルプレーは非常に珍しく、レギュラーシーズンの試合では1955年にカブスが記録したのが最後だという。スコット・サービス監督は「タピアは涼しい顔でマウンドを降りていたけど、トリプルプレーなんてめったに見られるものではないよ」と大喜びだった。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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