カ軍の有望株三塁手 名二塁手・ペドロイアからの指導が実現

 カージナルスのプロスペクト三塁手、ノーラン・ゴーマンは自軍へのノーラン・アレナードの加入が決まった際、インスタグラムのストーリーに「ダスティン・ペドロイアがどこにいるかを知っている人はいますか? 彼に二塁の守り方を教えてもらうことはできますか?」と投稿したが、これはジョークではなかったようだ。ゴーマンによると、テキストメッセージを通してペドロイアとつながることができ、二塁守備について指導を受けたという。

 二塁手として4度のゴールドグラブ賞を受賞し、2度の世界一に貢献したペドロイア以上に「二塁守備のお手本」に相応しい存在はほとんどいないだろう。ゴーマンはペドロイアから受けたアドバイスについて「メールのやり取りをするだけでは多くのことを理解するのは難しい。でも、たくさん二塁の守備に就くことで、プレーを慌てることなく、ダブルプレーの際に最初のアウトを確実に取り、走者から自分を守ることができるようになる。単純なことだけど、そうした小さなことが彼を偉大な選手にしたんだ」と語る。

 日本時間3月17日に行われた練習試合では、実際に二塁守備を経験。エース右腕のジャック・フラハティのバックを守り、三塁アレナードから始まるダブルプレーを処理するなど、初めての二塁守備を無難にこなした。「中継プレー、一塁や三塁に走者がいるときの守備位置など、様々なことを学んでいるところだ」と語るゴーマン。内野守備のスペシャリストであるホゼ・オケンド・コーチとの二人三脚で日々、守備練習に取り組んでいる。メジャー昇格の可能性を広げるべく「あらゆるグラブを用意した」と外野守備にも意欲を見せる。

 カージナルスとアレナードの契約は2027年まで続くため、ゴーマンがメジャー昇格後に三塁を守る可能性は低い(注:アレナードは今季終了後と来季終了後にオプトアウト可能)。ゴーマンはメジャー昇格後を見据えて「できるだけチームに貢献したい。もし二塁を守ることでチームに貢献できるなら、僕は喜んで二塁を守るよ」とポジション変更に前向きな姿勢を示している。そんなゴーマンの姿勢をマイク・シルト監督は「全くエゴがない」と高く評価。今後はオープン戦でも二塁を守る機会があるかもしれない。

 「彼(=ペドロイア」と連絡を取ることができて嬉しい」と感激した様子を見せたゴーマンだが、これはあくまでも出発点に過ぎない。このまま二塁守備をモノにしていくのか。あるいは強肩を生かすために外野へコンバートされるのか。メジャーの舞台で自慢の豪打を発揮するとき、ゴーマンはどのポジションを守っているだろうか。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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