がん治療から復帰のオ軍・マンシーニが待望のオープン戦初アーチ

 ステージ3の結腸がんの治療を終え、戦列復帰を果たしたトレイ・マンシーニ(オリオールズ)に待望のオープン戦初アーチが飛び出した。日本時間3月20日に行われたパイレーツとのオープン戦、「2番・一塁」でスタメン出場したマンシーニは4回表の第3打席でパイレーツ3番手のエドガー・サンタナが投じたスライダーを捉え、左中間スタンドに飛び込むソロ本塁打。この日は4打数2安打1打点の活躍を見せ、11対9の勝利に貢献した。

 昨年9月中旬にがん治療を終えたマンシーニは、スプリング・トレーニング開始前からキャンプ地でのトレーニングを行い、トレーニングに関して特別な制限も設けられていない。日本時間3月1日のパイレーツ戦での復帰初打席ではスタンディングオベーションで迎えられ、「泣きそうになった」と感激した様子を見せたマンシーニ。それから10試合に出場して打率.321、1本塁打、2打点、OPS.762と上々の結果を残している。

 ブランドン・ハイド監督はとにかくマンシーニが健康にスプリング・トレーニングを過ごすことだけを望んでいた。「トレイは見事に私の期待に応えてくれている。私は彼が毎日健康でいてくれることを望んでいる。そして今、彼は健康だ」とハイド。「彼は身体的にも精神的にも状態が良い。毎日、翌日の出場について彼に確認するんだけど、いつも『準備OK』と返事が返ってくるんだ。シーズン中もこれが続くといいね」と指揮官の表情も明るかった。

 現在29歳のマンシーニは2017~18年に2年連続で24本塁打を放ち、2019年は154試合に出場して打率.291、35本塁打、97打点、OPS.899とブレイク。チームMVPに選出されるなど、名実ともに「チームの顔」へと成長した。ところが、病魔に襲われ、昨季を全休。今季は復活を目指す大事なシーズンとなる。完全な再建モードということもあり、見どころの少ない今季のオリオールズにおいて、ファンの注目はマンシーニのバットに集まることになりそうだ。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版し、同年からライター業をスタート。現在はウェブや雑誌でMLBの記事を執筆する傍らSPOZONEのMLB中継で解説も務める。

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