今季のセーブ王候補10人 エンゼルスの新クローザーも選出

 メジャーリーグ公式サイトではトーマス・ハリガン、アンドリュー・サイモン、マニー・ランダワ、ポール・カセラ、デービッド・アドラーの5人が今季のセーブ王を予想。5人それぞれが各リーグから1人ずつ、合計10人の候補をピックアップした。昨季、ア・リーグではブラッド・ハンド(インディアンス/今季からナショナルズ)、ナ・リーグではジョシュ・ヘイダー(ブリュワーズ)がタイトルを獲得。今季は誰がタイトルを手にするのだろうか。

 ア・リーグは、ハリガンがリアム・ヘンドリックス(ホワイトソックス)、ランダワがアロルディス・チャップマン(ヤンキース)、カセラがライアン・プレスリー(アストロズ)と「強豪チームのクローザー」という無難な予想。そんななか、サイモンはエンゼルスの新クローザー、ライセル・イグレシアスをチョイスした。2017年以降の試合完了数(186)はメジャー2位、セーブ数(100)は同5位にランクイン。レッズ時代と同様にエンゼルスでも不動の守護神として起用される見込みであり、チーム成績次第では大量のセーブを稼ぐ可能性もある。

 また、意外なのがアドラーがチョイスしたジョシュ・スターモント(ロイヤルズ)。メジャー2年間でまだ1度もセーブを記録しておらず、今季もベテラン守護神のグレッグ・ホランドにつなぐセットアッパーを務めることが有力視されている。しかし、アドラーは100マイル超の速球とメジャー屈指の回転数を誇るカーブのコンビネーションを高く評価。スターモントをセーブ王争いの「大穴」に挙げた。

 ナ・リーグは、カセラがエドウィン・ディアス(メッツ)、ランダワがナショナルズへ移籍したハンド、サイモンが昨季のタイトルホルダーであるヘイダー、ハリガンがケンリー・ジャンセン(ドジャース)と「セーブ王経験者」をチョイス。無難な予想が繰り広げられるなか、またしてもアドラーがジョーダン・ヒックス(カージナルス)という意外な選択をした。

 最速105マイルの速球で「メジャーの速球王」として知られるヒックスだが、2019年にトミー・ジョン手術を受け、1年半にわたって戦列を離れている(昨季復帰予定だったが、糖尿病のリスクを考慮して出場辞退)。今季はクローザーを務める可能性もあるが、カージナルスの首脳陣は無理をさせず、慎重に起用していく方針を明言。タイトル争いに加わるのは難しいとみられるが、アドラーはスターモントやヒックスのような、魅力たっぷりの若手速球派リリーバーが好みのようだ。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版し、同年からライター業をスタート。現在はウェブや雑誌でMLBの記事を執筆する傍らSPOZONEのMLB中継で解説も務める。

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