フィリーズ・リアルミュート 戦列復帰初戦の初打席でホームラン

 春季キャンプ開始前の練習中に右手親指を骨折し、シーズン開幕に向けての調整が遅れていたJ・T・リアルミュート(フィリーズ)が日本時間3月24日に行われたブルージェイズとのオープン戦で戦列復帰。「2番・捕手」でスタメン出場し、1回裏の復帰初打席でトミー・ミローンから1号ソロを放つなど、2打数1安打1打点1四球と上々のスタートを切った。また、捕手としても6イニング守備に就き、コンディションが万全であることをアピールした。

 4月1日(現地時間)のブレーブスとの開幕戦に出場することについて疑問を持っているかを尋ねられたリアルミュートは「答えはノーだ。僕は全く疑問を持っていない」と回答。「もちろん、それは僕だけが決めることではない。僕が十分な打席数をこなし、健康面にも問題ないとチームが判断すれば、僕は間違いなく出場するよ。準備ができているかどうかの判断はチーム次第だ」としつつも、「僕は開幕戦に出場できるとかなりの自信を持っている」と強気のコメントを残した。

 リアルミュートはこの日の試合中、二塁へのスローイングも含め、特に故障の影響を感じなかったという。明日は紅白戦に参加し、日本時間3月26日のヤンキースとのオープン戦で再び先発マスクを被る予定となっている。「復帰に十分な時間をかけたから、患部がしっかり回復して、良い状態になっているのだと思う」とリアルミュートは手応えを口にしている。

 昨季も夏季キャンプの3週間という短い期間でシーズンへの準備を整えることを強いられたため、リアルミュートは準備期間の短さをそれほど気にしていない。シーズン開幕まで残り9日というタイミングでの戦列復帰となったが、自身のコンディションさえ万全なら、準備期間が短くても問題ないと考えているようだ。

 今オフはフィリーズと5年1億1550万ドルで再契約。年平均2310万ドルは捕手史上最高額となった。大型契約1年目のシーズンは、開幕戦で先発マスクを被ることができそうだ。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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