2021年シーズンの新人王有力候補10人 MLB公式サイトが選出

 昨季はカイル・ルイス(マリナーズ)とデビン・ウィリアムス(ブリュワーズ)の2人が新人王を受賞したが、シーズン開幕前にこの2人の受賞を予想できた者はいただろうか。毎年、予想外の大活躍を見せる新人が現れるため、新人王は受賞者の予想が最も難しいアウォードの1つと言える。メジャーリーグ公式サイトでは2021年シーズンの新人王有力候補として10人をピックアップ。このなかから今季の受賞者は誕生するだろうか。

◆アメリカン・リーグ

ランディ・アロザレーナ外野手(レイズ)
2019年8月にカージナルスでメジャーデビューし、2020年1月のトレードでレイズに加入。昨季は8月末に昇格すると、23試合で7本塁打を放つ活躍を見せ、ポストシーズンでは20試合で29安打、打率.377、10本塁打、OPS1.273という大暴れを見せた。新人王候補と呼ぶのは違和感があるが、資格を持っている以上、名前を挙げないわけにはいかないだろう。

ジャレッド・ケレニック外野手(マリナーズ)
2019年にマイナーで打率.291、23本塁打、20盗塁、OPS.904の好成績をマークした好打の有望株。今年のオープン戦でも9試合で打率.333、2本塁打、OPS1.256と結果を残したが、チーム方針により開幕ロースターから外れることが決定している。シーズン序盤の早期昇格が予想されており、昨季のルイスに続くマリナーズからの2年連続新人王も夢ではない。

アンドリュー・ボーン一塁手(ホワイトソックス)
打撃の完成度の高さが魅力のスラッガー候補生。2019年ドラフト全体3位指名でプロ入りし、2019年はマイナーで30四球/38三振、出塁率.384、OPS.832を記録。今年のオープン戦でも7四球/13三振、出塁率.369、OPS.816と持ち味を発揮している。エロイ・ヒメネスの故障を受けて左翼の守備にも挑戦中。開幕ロースターに抜擢される可能性もある。

ワンダー・フランコ遊撃手(レイズ)
2年連続で球界ナンバーワン有望株に選ばれている逸材。まだ20歳だが、マイナー通算175試合で打率.336、20本塁打、110打点、22盗塁、83四球、54三振、出塁率.405、OPS.928と打撃の完成度の高さは驚異的な水準に達している。昇格のタイミング次第では新人王の可能性も十分。遊撃にはウィリー・アダメスがいるため、昇格後は三塁を守ることになりそう。

ニック・マドリガル二塁手(ホワイトソックス)
類稀なるコンタクト能力を誇る巧打の有望株。昨年7月にメジャーデビューし、29試合に出場して.340のハイアベレージを記録した。35安打のうち長打は二塁打3本だけ、109打席で4四球/7三振と、良くも悪くも持ち味を存分に発揮。2019年にはマイナーの532打席で44四球/16三振という驚異的な数字を残している。いきなり首位打者争いに加わる可能性も。

◆ナショナル・リーグ

ケブライアン・ヘイズ三塁手(パイレーツ)
マイナー時代から守備力に対する評価は高かったが、昨年9月にメジャーデビューすると、24試合で打率.376、5本塁打、11打点、OPS1.124の大活躍。月間最優秀新人に選出された。今年のオープン戦でも14試合に出場して打率.442、1本塁打、8打点、OPS1.222と絶好調。この打撃力がホンモノだとすれば、新人王レースを独走することになるかもしれない。

イアン・アンダーソン投手(ブレーブス)
昨年8月にメジャーデビューし、6先発で3勝2敗、防御率1.95の好成績をマーク。ポストシーズンでも4先発で2勝0敗、防御率0.96という快投を見せ、チームのリーグ優勝決定シリーズ進出に大きく貢献した。すでに主力の1人となった感があるものの、まだ新人王の資格を残しており、1年間ローテを守ることができれば、受賞のチャンスは十分にある。

ディラン・カールソン外野手(カージナルス)
外野手の打力不足に悩むカージナルスが救世主として期待する有望株。昨季は8月中旬にメジャーデビューし、最初の23試合で打率.162と苦しんだものの、9月中旬の再昇格後は12試合で打率.278、OPS.936をマークし、シーズン最終戦とポストシーズンでは4番を務めた。ハリソン・ベイダーの故障により、今季はセンターのレギュラーとして開幕を迎える。

シクスト・サンチェス投手(マーリンズ)
平均98.5マイルのフォーシームと平均96.6マイルのシンカーを投げる剛腕。メジャーデビューした昨季は7先発で3勝2敗、防御率3.46をマークし、ポストシーズンでも2試合に先発登板した。昨季の背番号「73」から今季は憧れのペドロ・マルティネスと同じ「45」に変更したが、同郷の殿堂入り投手のような大エースに成長する可能性を秘めた有望株である。

キム・ハソン内野手(パドレス)
韓国球界を代表する遊撃手として活躍し、ポスティング制度を利用してパドレスと4年2800万ドルで契約。野手層の厚くなったパドレスでレギュラーの座は保証されていないが、複数のポジションを兼任しながら一定の出場機会が与えられる見込みとなっている。オープン戦では16試合で打率.135、OPS.391と苦戦しており、メジャーへの早期適応がカギとなる。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版し、同年からライター業をスタート。現在はウェブや雑誌でMLBの記事を執筆する傍らSPOZONEのMLB中継で解説も務める。

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