疑惑の判定 コンフォートの押し出し死球でメッツが勝利

【マーリンズ2-3xメッツ】@シティ・フィールド

 疑惑の判定でメッツがサヨナラ勝ちを収めた。1点ビハインドの9回裏、メッツは先頭のジェフ・マクニールが1号ソロを放って同点に追い付くと、一死後に連打と敬遠で満塁のチャンス。ここでマイケル・コンフォートが打席に入り、カウント1-2からの6球目、内角高めへのスライダーが右肘に当たってサヨナラの押し出し死球となった。コンフォートがストライクゾーンに右肘を出し、ボールに当たりにいったように見えたため、マーリンズ側は猛抗議。しかし、判定は覆らなかった。

 マーリンズ5番手のアンソニー・バースがコンフォートに投じた6球目は内角高めへのスライダー。いいコースに決まったボールが捕手チャド・ウォラックのミットに収まり、球審ロン・クルパは見逃し三振をコールしようとした。ところが、コンフォートは「ボールが右肘に当たった」と主張。クルパは一転して死球をコールし、グラウンドにはメッツナインによる歓喜の輪が広がった。

 ウォラックは試合後、「まだ少し混乱している。球審はストライクをコールしたあとに判定を変え、死球をコールしたんだ。そんなの見たことがないよ」と不満を隠さなかった。実際、スタットキャストによるトラッキングでは、バースが投じた最後の1球はストライクゾーンに入っている。ちなみに、クルパは「打者はストライクゾーンでボールに当たった。見逃し三振をコールすべきだった」と誤審を認めている。

 メッツ4番手のエドウィン・ディアスが1勝目(0敗)をマーク。セーブ失敗のバースには不運な2敗目(0勝)が記録された。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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