ナ軍・コービン2回10失点KO 今季の防御率は21.32

【ダイヤモンドバックス11-6ナショナルズ】@ナショナルズ・パーク

 ナショナルズの先発左腕パトリック・コービンが2戦連続の背信投球で2敗目(0勝)を喫した。日本時間4月11日の今季初登板(対ドジャース)では5回途中6失点で敗戦投手となったコービンだが、古巣・ダイヤモンドバックスとの対戦となった今季2登板目は3本のアーチを浴び、2回10失点の大炎上。防御率は21.32まで悪化した。なお、現地時間4月15日はジャッキー・ロビンソン・デー。選手・コーチ全員が背番号42のユニフォームを着用した。

 ダイヤモンドバックス時代に3度の2ケタ勝利をマークし、2018年12月にナショナルズと6年1億4000万ドルの大型契約を結んだコービン。移籍1年目の2019年こそ14勝7敗、防御率3.25、238奪三振と期待に応える活躍を見せ、球団史上初のワールドシリーズ制覇に貢献したが、昨季は11先発で2勝7敗、防御率4.66と成績を落とした。成績の悪化傾向に歯止めがかからなくなっており、1試合10失点は自己ワーストとなった。

 1回表は一死からカーソン・ケリーの2号ソロ、エドゥアルド・エスコバーの5号ソロと2者連続アーチを浴び、さらに2つの四球で二死1・2塁のピンチを招いてワイアット・マティセンのタイムリーで3点目。1回裏に味方が4点を奪って逆転に成功したものの、2回表は押し出し四球、押し出し死球、アンドリュー・ヤングの1号グランドスラムなどで大量7点を失い、この回限りでマウンドを降りた。

 マックス・シャーザー、スティーブン・ストラスバーグ、コービンの先発3本柱に合計1億ドル近い年俸を支払っているナショナルズ。コービンの復調なくしてチームの浮上は望めないだけに、非常に心配な状況だ。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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