レイズが筒香のDFAを発表 「チームにとってベストの決断」とGM

 日本時間5月12日、レイズは筒香嘉智をDFAとしたことを発表した。DFAとはロースターの40人枠に登録されている選手を40人枠から外す措置のことであり、筒香は今後7日以内にトレードされるかウエーバーに置かれることになる。獲得を希望する球団が現れずウエーバーを通過した場合、筒香は40人枠外の選手としてレイズのマイナーに残留するかFAとなって次の所属先を探すことになる。なお、レイズは筒香に代わって24歳のケビン・パドロのメジャー再昇格を発表している。

 2019年12月にレイズと2年1200万ドルの契約を結んだ筒香。移籍1年目の昨季はコロナ禍での異例のシーズンのなかで難しい調整を強いられ、51試合で打率.197、8本塁打、24打点、OPS.708に終わったが、ハードヒット率や四球率がメジャー上位15%以内にランクインするなど、打撃の内容自体は決して悪くなく、2年目の今季は飛躍が期待されていた。

 今季は崔志萬(チェ・ジマン)の故障により一塁のポジションを与えられ、高い四球率を評価されてリードオフマンとして開幕を迎えたが、26試合に出場して打率.167、0本塁打、5打点、OPS.462と大不振。三振率は30%を超え、早々にリードオフマン失格となった。チェの戦列復帰が迫っており、筒香の処遇に注目が集まっていたが、チェの復帰を待たずにDFAが発表され、レイズの40人枠から外れることが決定した。

 エリック・ニアンダーGMは「我々が望んでいた結果ではなかったし、ヨシも望んでいなかったと思う。でも、これが現時点でチームにとってベストの決断だと感じている。彼はプロフェッショナルであり、優しい男だった。今日までの彼の努力には感謝している」とコメント。レイズは筒香がマイナーでコンスタントに試合に出場して本来のパフォーマンスを取り戻すことを期待しており、筒香がマイナーに残留することを選択した場合、歓迎する意向を示している。

 ケビン・キャッシュ監督は「彼がどんなに一生懸命努力してきたか、毎日しっかり準備してきたか、前向きな姿勢を保ってきたか、ということを考えると、彼を責めることはできない」と筒香のことを思いやりつつ、「ここ数週間、打席数や出場機会の確保が少し難しくなっていた。他の選手に出場機会を与えたほうがチームのためになると思ったんだ」とシビアな現状を語った。

 レイズは日本時間5月13日のヤンキース戦でゲリット・コールと対戦するため、「コール・キラー」として知られるチェをこの試合から復帰させるとみられている。チェの復帰を待たずにDFAが発表された筒香だが、チェの復帰が迫っていることがDFAの決定打となったことは間違いない。成績と年俸が見合っていないことを考えると、獲得を希望する球団が現れるとは考えにくく、実質的にはレイズのマイナーに残留するかFAになるかの二択ということになりそうだ。

引用元 :mlb.jp photo – MLB Advanced Media

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この記事を書いた人

神戸出身。2001年、地元オリックスのスーパースターであるイチローのマリナーズ移籍をきっかけに本格的にMLBに興味を持つ。2016年に完全オリジナルのMLB選手名鑑を自費出版したことがきっかけでMLBライターに。2021年にはSPOZONE(現SPOTVNOW)で解説者デビュー。Twitter:@y_MuLB

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