【EURO展望:グループE】不安定さ目立つも…自力で勝るスペイン優位は変わらない

 不安要素は多いものの、頭一つ抜き出てるスペインの優位は変わらない。国民的英雄を擁するポーランドとスウェーデン、伏兵スロバキアが2位争いを演じる構図となるだろう。

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スペイン

不振脱却で再びヨーロッパの頂点へ
“ティキタカ”の時代が終わり、次のステップに向かうスペインは主要な大会で鳴りを潜めている。ベテラン勢のパフォ低下でムラっ気のある試合に終始し、大勝もあれば大失態も。才能溢れる若手が輝きを放てば、再び欧州の頂に立つ力は備えている。

監督
ルイス・エンリケ
2018年の大失敗を受けてチームを引き継いだエンリケは、若返り化に躊躇なく取り組んでいる。今大会ではベテランのセルヒオ・ラモスを外す大胆な決断を下した。チームの不安定さを取り除き、今大会こそ結果を残したい。

キープレイヤー
ジェラール・モレーノ
ビジャレアルで今シーズン30得点を記録し、ヨーロッパリーグ優勝に貢献したモレーノは、主要な大会参加は今回が初。キャリア最盛期に迎えるEUROで実力を発揮して、母国のヒーローになれるか。

スウェーデン

イブラヒモビッチという劇薬がどちらに転ぶか
良くも悪くも39歳イブラヒモビッチの電撃復帰は、チームにどのような影響を与えるか。戦術の変更を余儀なくされるが、高みを目指すためには王の復活が必要不可欠だ。

監督
ヤンネ・アンデション
EURO2016後に就任してから、ロシアワールドカップでベスト8に導いた。今大会では攻撃的な志向に舵を切り、イブラヒモビッチを画竜点睛とすればヨーロッパを席巻できるはず。

キープレイヤー
デヤン・クルセフスキ
複雑なシーズンを過ごしたユベントスの中で、クルセフスキは眩い輝きを放っていた。チェンジオブペースで相手を翻弄するスウェーデンの宝石は、今大会でインパクト与えたい。

ポーランド

初戦勝利でスタートダッシュを切れれば…
前回のEUROでは高い競争力を発揮したポーランドだが、2018ワールドカップでは勝負を捨てた日本にしか勝てず、グループ最下位という屈辱を味わった。半年前の監督交代でドタバタ感は否めず、スロバキアとの初戦は必勝あるのみだ。

監督
パウロ・ソウザ
ポルトガルの黄金世代の一人として栄華を誇ったソウザが、EURO半年前にポーランド監督に就任した。急ピッチで戦術の浸透を図り、監督しても大舞台でその名を馳せられるか。

キープレイヤー
ロベルト・レバンドフスキ
熟練度が低いチームにとってレバンドフスキへの依存がより大きくなった。それでも国民的英雄の得点力には流石の一言。ブンデスリーガで年間最多得点を更新したストライカーの活躍は必須だ。

スロバキア

前回大会のようなインパクトを
ネーションリーグのプレーオフを勝ち抜き、本大会出場の切符を手にしたスロバキア。前回大会では大国から勝ち点を奪う健闘を見せ、今回もインパクトを残したい。

監督
シュテファン・タルコビッチ
昨年10月にアシスタントコーチから暫定で指揮を務め、EURO出場権を手にして正式監督に就任した。指揮官としての経歴はほぼ皆無で、グループステージで結果を出せるかは未知数だ。

キープレイヤー
ミラン・シュクリニアル
インテルでセリエAを制したシュクリニアルは、ヨーロッパでも最高のセンターバックの一人だ。ディフェンスラインからチームを鼓舞し、決勝トーナメント進出のチャンスを手繰り寄せたい。

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編集部 N